プラネタリウム

そしてこの外来語も、今ではすっかり日本語として定着しています。
このプラネタリウムの原形は、ドイツ、ミュンヘンのドイツ博物館長オスカー・フォン・ミューラーの発案によって、ハイデルベルヒ天文台長マックス・ウォルフが設計したもので、それをもとにイエナにあるカール・ツアイス社のバウアースフェルトが、1923年に作ったのが最初です。
その後、改良が加えられ現在のような型式になったのは1925年で、その年の5月7日にドイツ博物館で初めて一般に公開されました。
当館のプラネタリウムは、このカール・ツアイス・イエナ社(旧、東ドイツ)製の機械で、イエナ製の大型プラネタリウムとして第38台目のもので、1995年の震災で唯一被害をまぬがれました。
その日その日の星座の日周運動だけではなく、太陽が黄道上を年周運動するようす、惑星が複雑なループをえがきながら黄道十二星座の間を運動するようすが投影できます。
また緯度変化操作によって南極や北極の星空も、歳差(さいさ)運動による何千年過去あるいは未来の星空も容易に、しかも短時間で見ることができます。
したがって、プラネタリウム本体投影機の操作は毎回、解説台にある操作卓を手動で操作し入館者の反応に合わせて自由に日周運動や年周運動の速さを変えて投影しています。
そして解説者は「ポインター」と呼ぶ矢印投影器を手に持って、生音声で解説しています。
このプラネタリウム本体投影機以外の投影機をく補助投影機と呼んでいます。
補助投影機は、手動でも操作可能ですがコンピュータで制御することにより、より高度で複雑な投影が可能です。
当館のプラネタリウムの特色は、
・手動操作のプラネタリウム本体投影機
・自動制御の補助投影機
を組み合わせて、他に類を見ない効果的な投影を行っていることです。
音響設備は、1998年3月のリニューアルオープンに合わせて一新しました。
ドームスピーカーはスクリーンの頂上部に1個、地平線より少し上部にドームをとりまいて4個、地平線近くに4個、合計9個のスピーカーを配置し、それぞれの音圧を映像に合わせてコンピュータで制御できるので、投影内容と一体となった音像移動も可能です。
また、音響機器は最先端のデジタル技術を駆使して、明瞭で高音質な解説や音楽等をお楽しみいただけます。
・機種:Universal23/3
・公開:1960年6月10日
・投影できる惑星の種類:水星、金星、火星、木星、土星
・その他に投影できる物:太陽、月、彗星、人工衛星、天の赤道、黄道、子午線
・表現できる運動:日周運動、年周運動、緯度変化、歳差運動
・機械の中心高:3m
・機械の重さ:約2t
・ドームの直径:20m
・座席数:350席
(1990年導入)
プラネタリウムの解説員は、解説をしているだけと思われがちですが、実は解説をしながらプラネタリウムの操作も一緒にしています。
プラネタリウムを操作しているのは、解説台(つまりプラネタリウムの「運転席」)の中にあるこの操作卓です。
1990年まで、スライダック等で制御するツァイス製オリジナル操作卓を使用していましたが、この年のオーバーホール(分解清掃)時に国産の電子制御方式に変更しました。
.
プラネタリウム本機の南北の位置に2つ、このビデオプロジェクターが設置されています。
このビデオプロジェクターでは、ビデオテープやレーザーディスク、それにCG(コンピュータグラフィック)などの動画像、そしてインターネットなどで入手した最新の天文情報などが投影できます。
このプロジェクターは、左右上下自由に動く架台の上に設置されていますので、ドームスクリーンのどの位置にでも投影できます。
オールスカイ投影機は、6台のスライド投影機を組み合わせて、ドームスクリーンいっぱいに星雲や宇宙ステーションなど迫力のある画像を投影できます。
このスライド投影機もビデオプロジェクター同様、左右上下自由に動く架台の上に設置されていますので、ドームスクリーンのどの位置にでも投影できます。
さらにズーム機能も備えていますので、まるで宇宙旅行をしているように星が近づいたり遠ざかったりするような演出や、ロケットの発射シーン、隕石の落下シーンなど動きのある投影ができます。
(1998年導入)
当館の音響設備は、最先端のデジタル機器等で構成され、下記のような特徴をもっています。
1.遅延補償等の音響補正をデジタル処理しているので、「半球」という特殊な室内形状内にも関わらず極めて明瞭な音響特性が確保されている。
プラネタリウム(Planetarium)とは、プラネッツ(Planets、惑星のこと)の動きを表現する機械という意味でしたが、現代のプラネタリウムは、丸いドームスクリーンに実際とそっくりの星空を投影し、惑星だけではなく、ひと晩の星空の変化や、季節による星空の移り変わり、そのほかいろいろな天体現象を投影する装置を言い表すようになりました。
プラネタリウムは数百枚のレンズ、200枚近い歯車、90個のランプが使われていて、光学、電気工学、精密機械工学の粋を集めて作られたもので、約9,000個の恒星と太陽、月、五つの惑星、天の川、彗星、変光星、人工衛星などが機械本体から投影されます。
・製造:カールツァイス・イエナ社(旧東ドイツ)
当館のプラネタリウムのスペック
.
操作卓
解説員は真っ暗な中で、星座などの解説を行いながらこのたくさんのスイッチを手探りで操作します。
.
主な補助投影機
ビデオプロジェクター
(1998年導入)
.
オールスカイ投影機
(1998年導入)
当館は、このオールスカイ投影機を2組設置していますのでアニメーション効果のような特殊な投影も可能です。
.
XYズーム投影機
(1991年導入)
.
音響設備
2.音響信号経路の主要部分をデジタル化しているので音響処理に伴う音質劣化がなく極めて高音質である。。
3.音像移動等の制御が、コンピュータにより自動化でき、しかもタイミングが補助投影機等と同期している。
4.解説マイクがワイヤレスタイプのヘッドセットなので両手はプラネタリウム操作に集中でき、解説台内はもちろん客席に出かけても解説できる。
5.MIDI、SMPTE等様々な信号と同期が可能で将来の拡張性に優れている。
本日のプラネタリウムの投影予定